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主催者が知っておきたい肖像権・写真掲載許可の基本

主催者が知っておきたい肖像権・写真掲載許可の基本

2026年10月02日 17:33

イベントで撮影した写真を、Webサイトに載せたい、SNSで紹介したい、次回のチラシに使いたい。主催者として、そう考えるのは自然なことです。楽しそうな参加者の写真は、イベントの魅力を伝えるいちばんの材料だからです。

ただし、写真に写っているのは一人ひとりの参加者です。写真を公開するときには、写っている人の気持ちやプライバシーに配慮する必要があります。「知らないうちに自分の写真がWebに載っていた」ということが起きれば、参加者との信頼関係を損ねてしまいかねません。

この記事では、イベントの主催者が知っておきたい肖像権と写真の掲載許可の基本について、現場での配慮のポイントを中心に分かりやすくまとめます。なお、この記事は一般的な考え方を紹介するもので、法律上の判断が必要な場合は、専門家にご相談ください。

カメラマンが撮影する様子

 肖像権とは 

肖像権とは、簡単に言うと「自分の顔や姿を、勝手に撮影されたり、公開されたりしない権利」のことです。イベントで撮影された写真に写っている人にも、この権利があります。特に、写真をWebサイトやSNS、広告などに公開して、多くの人の目に触れる形で使う場合には、写っている人への配慮が欠かせません。

一方で、写真を撮影した人(カメラマン)には、その写真の著作権があります。イベントの写真を使うときには、「写っている人」と「撮影した人」の両方について考える必要があるということを覚えておきましょう。

👉 イベント写真を公開するときは、「写っている人の気持ち」と「撮影した人との約束」の両方を確認するのが基本です(ここ重要)。

 主催者が気をつけたい場面 

● イベントの公式サイトやSNSに載せる

イベントの様子を紹介するために、参加者が写った写真を公式サイトやSNSに載せる場合は、事前にそのことを参加者に伝えておくことが大切です。特に、一人ひとりの顔がはっきり分かる写真を使う場合は、本人の了承を得てから掲載するのが安心です。

● チラシやポスターなどの広告に使う

次回のイベントの告知チラシや広告に参加者の写真を使う場合は、より慎重な配慮が必要です。広告に使うことを前提に、写っている人にきちんと了承を得ておきましょう。

● 子どもが写っている写真

子どもが参加するイベントでは、保護者の了承を得ることが大切です。子どもの写真の公開には、保護者の方が慎重な考えを持っていることも多いため、特に丁寧に確認しましょう。

● 写り込んだ人がいる写真

撮影の目的の人以外に、背景に別の参加者が写り込んでいることもあります。公開する写真を選ぶときは、写り込んだ人の顔がはっきり分からないかどうかにも気を配りましょう。

イベントで写真を受け取る様子

 事前にできる配慮の方法 

● 申し込みや受付のときに案内する

イベントの申し込みページや受付で、「当日は撮影を行い、写真をWebサイトやSNSに掲載する場合があります」と案内しておきます。案内しておくことで、参加者は撮影について事前に知ったうえで参加できます。

● 会場に撮影の案内を掲示する

会場の入口や受付に、撮影を行っていることを知らせる案内を掲示します。撮影されたくない方への対応方法も一緒に書いておくと親切です。

● 写りたくない人への目印

撮影を希望しない参加者に、目印になるシールやバッジを付けてもらう方法もあります。カメラマンはその目印を見て、撮影や写真の選定のときに配慮します。

● 公開前に確認する

特定の人がはっきり写っている写真を公開する場合は、可能であれば、公開前に本人に確認をとるのがいちばん確実です。

 その場でプリントして渡す写真の場合 

SPEED LIVE PHOTOのように、撮影した写真をその場でプリントして本人に渡す場合は、写真は基本的に写っている本人の手元に届きます。本人が撮影を希望してフォトブースに来ているので、公開を前提とした撮影とは少し性質が違います。

ただし、撮影したデータを主催者が後日受け取り、Webサイトなどで使いたい場合には、上で紹介したような配慮が必要です。写真をどう使う予定なのかを、撮影の前に参加者へ伝えておきましょう。

 カメラマンとの約束も確認しておく 

撮影を依頼するときは、撮影した写真をどこまで使ってよいかを、カメラマンと事前に確認しておきましょう。

  • Webサイトや SNSへの掲載はできるか

  • チラシやポスターなどの広告に使えるか

  • 写真に加工やトリミングをしてもよいか

  • 撮影者の名前を表記する必要があるか

SPEED LIVE PHOTOでは、後日データ納品のオプション(5,500円)でお渡しする撮影データを、SNSへの投稿などにご自由にお使いいただけます。使い道について気になることがあれば、打ち合わせの段階でご相談ください。

プリントした写真

 イベント別・写真の扱いで気をつけたいこと 

● 結婚式・パーティー

結婚式の写真は、新郎新婦にとってもゲストにとっても大切な記念です。式場や新郎新婦が写真をSNSに投稿する場合、ゲストの中には顔が公開されることを望まない方もいます。招待状や受付で「当日の写真をSNSに投稿する場合があります」と伝えておくと、ゲストも安心して参加できます。

● 企業イベント・展示会

企業のイベントでは、来場者が取引先や同業他社の社員であることもあります。会社の公式サイトや広報資料に写真を載せる場合は、来場者の所属が分かるような写真の扱いに注意しましょう。社員の写真を採用サイトなどに使う場合も、本人の了承を得ておくのが安心です。

● ライブ・音楽イベント

ライブの写真には、出演者だけでなく、客席のファンが写り込むことがあります。客席の写真を公開する場合は、ファンの顔がはっきり分からないよう配慮するか、事前に撮影と掲載について案内しておきましょう。出演者の写真の使い方は、出演者や事務所との取り決めに従います。

● 地域のお祭り・家族向けイベント

家族連れが多いイベントでは、子どもの写真の扱いに特に気を配る必要があります。主催者の公式サイトや広報誌に写真を載せる場合は、保護者の了承を得てからにしましょう。

 トラブルを防ぐための社内ルール 

イベントを定期的に開く会社や団体では、写真の扱いについて社内のルールを決めておくと安心です。誰が写真を管理するのか、どこまで公開してよいのか、削除の依頼があったときに誰が対応するのか。こうしたルールがあれば、担当者が変わっても同じように対応できます。写真の管理を一人の担当者に任せきりにせず、チームで共有しておくことも大切です。

イベントの写真は、参加者の笑顔があってこそ価値があります。参加者に気持ちよく写真に写ってもらうためにも、写真の扱いには丁寧な配慮を心がけましょう。そうした配慮の積み重ねが、参加者からの信頼につながり、「またこのイベントに参加したい」と思ってもらえるきっかけになります。

 撮影の案内文の例 

申し込みページや会場の掲示に使える案内文の例を紹介します。イベントの内容に合わせて調整してお使いください。

  • 「当日は記録のため、会場内で写真・映像の撮影を行います。撮影した写真は、イベントの報告として公式サイトやSNSに掲載する場合があります」

  • 「撮影を希望されない方は、受付でお申し出ください。目印のシールをお渡しします」

  • 「掲載された写真の削除をご希望の場合は、お問い合わせ窓口までご連絡ください」

このように、撮影すること、写真の使い道、撮影を希望しない場合の対応、削除の連絡先をあらかじめ伝えておくと、参加者は安心してイベントを楽しめます。

 カメラマンが現場でしている配慮 

撮影の現場では、カメラマンも参加者への配慮を心がけています。撮影の前にひと声かけて了承を得ること、撮影を断られた方の写真は撮らないこと、写りたくない目印を付けた方が写り込まないよう構図に気をつけること。こうした小さな配慮が、参加者に安心してもらえる撮影につながります。主催者の方からの希望があれば、事前に伝えていただければ当日の撮影に反映します。

 よくある質問 

Q. 会場全体を遠くから撮った写真なら、許可はいりませんか?
A. 個人が特定できないような写真であれば、配慮の度合いは変わりますが、念のため撮影や掲載について事前に案内しておくと安心です。判断に迷う場合は、専門家にご相談ください。

Q. ステージに出演するアーティストの写真は使えますか?
A. 出演者の写真の使い方は、出演者や所属事務所との取り決めによります。事前に確認しておきましょう。

Q. 参加者から写真の削除を求められたら?
A. 誠実に対応し、すみやかに削除するのが基本です。連絡の窓口を決めておくと安心です。

写真の扱いについて少しでも不安がある場合は、撮影の前に主催者とカメラマンで方針をすり合わせておくのがいちばんです。SPEED LIVE PHOTOでは、打ち合わせの段階で写真の使い道や撮影の配慮について確認し、主催者の方の方針に沿って撮影を進めます。

全国の会場に出張して対応しています。遠方のイベントでも、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせは、お電話、メール、LINEのいずれからでも受け付けています。

お見積もりのご依頼もお気軽にどうぞ。イベントの概要を伺ってからご提案します。

開催日が決まっていない段階でのご相談も歓迎です。

 まとめ 

  • 写真には、写っている人の肖像権と、撮影した人の著作権がある

  • 公開する場合は、事前の案内と、必要に応じた本人の了承が大切

  • 子どもの写真や写り込みには、特に丁寧な配慮を

  • 撮影データの使い道は、カメラマンと事前に確認しておく

参加者が安心して楽しめるイベントにするために、写真の扱いについても事前に準備しておきましょう。撮影の進め方について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。


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